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岳真也著『日本史 ほんとうの偉人列伝』の記事が各紙に掲載されました

◆「悪人」「敗者」がキーワード 作家の全人格の投影として生き様を描く

古代から戦後まで、1500年にわたるわが国の歴史を、蘇我馬子から平塚らいてうまで40人の「偉人」の伝記によって俯瞰された〈日本通史〉である。しかも、歴史小説を手掛ける一人の作家によって、物語られるところに意義がある。「従来の価値観や偏見を極力拝し、善いか悪いか、勝者か敗者か、有名か無名か、すべて関係なしに〈偉人〉〈傑物〉と呼ぶにふさわしい人間たちを選んだつもり」と語り、日本史を三部に区分して40人を登場させる。
 作家岳真也はこれまでに福沢諭吉、河井継之助、小栗忠順、土方歳三、岩瀬忠震などを主人公とした多くの歴史時代小説を発表している。こうして観ると、本書は作家岳真也が主人公にして書きたいと思わせる人物を「ほんとうの偉人」として取り上げ、作家の全人格の投影として、彼らの痛みと悲しみに書き手が温かく寄り添っていることが行間から伝わってくる。
                 <「週刊読書人」1/23 雨宮由希夫氏書評より抜粋>

◇「老人力」の新境地、自分のための絵
◆史上名だたる大物や大事件の陰に隠れた無名の逸材、名前は知られていても、その実像は知られていない人物を集め従来の価値観から離れ、その実像や魅力、傑物ぶりを明らかにしたのが本書。「兄・信長の政略で運命を翻弄された悲劇の女性」とされるお市の方は、豊臣家、徳川家という統治者のなかに織田の血を受け継がせたと評し、織田信長の殺害=主君殺しによって逆臣の汚名を着せられた明智光秀、江戸城無血開城を勝海舟と共に達成し、維新後は若き明治天皇に侍従として支えた山岡鉄舟、さらには長屋王、平将門、安藤昌益、河口慧海といった通好み40人の姿を活き活きと蘇らせていく。
                           <「出版ニュース」3月上旬号より>

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