ヘッダーイメージ 本文へジャンプ

「myb」新装版が「毎日新聞」(2017年5月19日夕刊<特集ワイド>)に紹介されました

◇団塊世代 なぜいらだつ


 「団塊の世代の明日へ」と銘打った雑誌がある。みやび出版(神奈川県)が2004年から発行している「myb(みやび)」で、団塊前後の作家や批評家らが時々の思いのたけをつづるが、彼らの心象風景は微妙に変わり始めているようだ。【藤原章生】
 雑誌は長年、三省堂で編集者をしていた伊藤雅昭さん(70)が定年を数年後に控えた04年11月、「この世代がどう生きていくか見届けたい」と創刊した。当初は薄手の隔月刊、現在は年2回(4月と10月)出版している。読者も書き手も1947年から49年生まれの団塊の世代とその先輩格が主体で、部数は1200~2000部ほど。
 取り上げる題材は哲学講義から映画解説、エッセーなどさまざまだが、最も目を引くのは年齢、時代に応じて微妙に変わっていく団塊の生活実感や人生観が表れる企画特集だ。最新号は約290㌻の半分以上を企画特集が占める。
 「私は団塊の一つ上の46年生まれですが、学生時代から団塊の連帯感や行動力をすごいと思っていました」。伊藤さんはそこで言葉を切った。団塊というと下の世代からは何かと熱く、相手をねじ伏せる議論好きというイメージがあるが、この雑誌の発行を通じて伊藤さんは今、「とにかく団塊が元気がなくなった」と感じている。それは、特集のタイトルの変遷から見て取れる。
 団塊の世代が50代半ばになった04~06年は「50代からドラマは始まる」「サラリーマンの定年デビュー」「ライフワークを極める」と希望にあふれたタイトルが目立つが、次第に趣味に関するものが増え、定年を迎える11年以降は「往年の中高年・今どきの中高年」「新・家族論」「同時代の空気・日本の明日」など、自分たちの「位置」を考えるものが増えてくる。そして、今年4月発行の最新号の特集は「日本人が変わり始めている 劣化か進化か」となり、作家の橋本治氏はこう嘆く。
 <平成の世は「自分とは違う人達の作っている世」だから、「自分の外は知らないひとばっかりだ」ということになってしまった>
 50代の頃の頑張るぞという勢いが衰え、今や日本社会でありながら異人に囲まれたような疎外感を味わっているのか。(後略)
※全文は「毎日新聞」ホームページ<特集ワイド・団塊 なぜいらだつ>をご参照ください。

<「毎日新聞」2017年5月19日夕刊<特集ワイド・団塊世代 なぜいらだつ(藤原章生記者)>

フッターイメージ